2014年7月17日(木)
「レンタルサーバーでセキュリティを高める3つのポイント」のなかで、「レンタルサーバー会社がWEBの改ざんを防いでくれている」について、これは誤解だとお伝えしました。
それでも自社サイトのセキュリティをレンタルサーバー会社まかせにしている方にとっては、以下の質問と回答は衝撃的な事実ではないでしょうか?
あくまでレンタルサーバーは、賃貸マンションを借りているのと同じです。自宅(自社サイト)を守るのは、住人(運営している企業)であることが理解いただけると思います。
WEBの改ざんについて質問があります。
もし、改ざんがあった場合やサーバーに保存している個人情報が引き出された際には、御社で補償してもらえるものなのでしょうか?
また、それを防ぐ方法はあるのでしょうか?
(2014年7月16日調査)
サービスは無保証となっております。
サーバーを監視しており、不正アクセスによる不正ファイル設置、改竄等が検知された場合には、ご報告させて頂く事も御座います。
防ぐ為には日ごろよりお客様自身でサイトの脆弱性対策を行って頂くお願いとなります。
当社利用規約上、サーバー上コンテンツについては当社での保証をしておりません。
サーバー上データに関するセキュリティ対策については、原則お客様にて実施いただくようお願いしております。
「WEBの改ざん」の内容にもよりますが、
といったご対策をおこなっていただくのがよろしいかと存じます。
サービスにかかわる保証の範囲につきましては、
サービス利用約款にて定義させていただいておりますのでご確認ください。
「WEB改ざん検知サービス」はWEB改ざんの「検知」を行うサービスです。
定期的にWEBサイトをチェックし、問題があった場合にメールで通知を受け取ることができますので、被害の拡大を抑える効果があります。
コンテンツに含まれる文章内容の一部を変更した場合など、検知できない改ざんもあり、セキュリティサービスの仕様書に「検知できるもの」「検知できないもの」の記載がございますので合わせてご参照ください。
レンタルサーバー会社からの回答は、異口同音に「WEBコンテンツの改ざん対策は、自衛手段を講じるべき」となっています。どのような自衛手段があるのかについては、「レンタルサーバーでセキュリティを高める3つのポイント」を参照ください。身構えるほど大変なポイントはありません。
そのレベルをどこまで引き上げるかは、各企業のご判断です。