2025年6月5日(木)
「うちは、ちゃんとセキュリティ対策してますから」
そう答える企業は少なくありません。実際、ファイアウォール、WAF、アンチウイルスといった防御策を導入している企業は多いでしょう。
ただ、それでもWEBサイトの改ざん被害は年々増加しています。
問題は、「防御しているか」ではなく、「攻撃されていることに、すぐ気づけるか」です。
改ざんされたWEBサイトは、見た目では気づきにくいことがほとんどです。最近の攻撃者は、訪問者を不正サイトにリダイレクトさせたり、ページ内にマルウェアを埋め込んだりするなど、目に見えにくい形での改ざんを行います。
しかも、多くの企業では以下のような形で初めて被害に気づきます。
このような事態は、気づくまでの「空白の時間」に、信頼と売上を失っていることを意味します。
そして、その代償は決して小さくありません。
これまでのWEBセキュリティ対策は、「攻撃をどう防ぐか」に偏ってきました。しかし、ゼロデイ攻撃、内部不正、WAFをすり抜ける新手のマルウェアなど、防御だけでは完全に防げない時代に突入しています。
そこで今、注目されているのが「セキュリティ検知の自動化」です。
つまり、攻撃を受けたとき、どれだけ早く「異変に気づけるか」を仕組み化すること。
それにより、万が一の被害を最小限に抑えることが可能になります。
WEBサイトは24時間365日、誰かにアクセスされています。その全期間を人手で監視するのは現実的ではありません。特に中小企業や少人数の情シスチームでは、「誰かが見ていない時間」が必ず生まれます。
攻撃はもはや、“見た目でわかる”時代ではありません。JSスクリプトの数文字の改変や、外部リンクの微妙な置き換えなど、人間の目では検出が困難な細工が行われます。
改ざんされた状態が長時間放置されると、検索エンジンでの評価が下がり、復旧しても元のアクセス数に戻らないケースもあります。また、情報漏洩などが発生した場合、法的責任や報告義務が発生する可能性もあります。
そこで私たちが提供しているのが、「F-PAT(ファイルパトロール)」というWEB改ざん検知サービスです。
F-PATは、サイトを定期的に巡回し、HTMLやJSの改変・不正リンクの挿入を自動で検知します。
主な特徴は以下の通り
このように、システム担当者が「常に見張らなくても、安心できる仕組み」を提供しています。
F-PATは単なるツールではありません。
情シス部門の“業務を変える”力を持ったセキュリティパートナーです。
▶ 導入前:いつ誰がチェックするか、曖昧なまま
▶ 導入後:誰がいなくても、自動で見張り・通知
改ざん検知の遅れがもたらす損失は、目に見えないところで確実に広がります。
規模ではなく、情報を発信している限り「信頼」が問われます。むしろ小規模なサイトほど、改ざんに気づくのが遅れやすく、F-PATのような自動監視が効果的です。
多くのWAFは防御機能が中心です。侵入された後の変化には対応できません。F-PATはその穴を埋める検知専門の役割です。
F-PATはクラウド型で導入が簡単、かつHTML構造の変化だけでなく、JS改ざんや外部リンクの不正挿入も検知可能です。柔軟性と精度の両立が強みです。
改ざんを「防ぎきる」ことは不可能かもしれません。
しかし、「すぐに気づく」ことは、技術で解決できる時代です。
F-PAT(ファイルパトロール)は、企業のWEBサイトに気づく力、見張る力、そして守る力を与えます。
セキュリティの穴は、見えないところにあります。
その穴に「先に気づける企業」こそが、これから選ばれる企業になっていくはずです。