HOME  >  トピックス  >  WEB改ざん検知は防御の要諦。企業を守る自動検知とは

トピックス : WEBサーバー監視サービスF-PAT【ファイルパトロール】

2025年6月5日(木)

WEB改ざん検知は防御の要諦。企業を守る自動検知とは

「うちは、ちゃんとセキュリティ対策してますから」

そう答える企業は少なくありません。実際、ファイアウォール、WAF、アンチウイルスといった防御策を導入している企業は多いでしょう。
ただ、それでもWEBサイトの改ざん被害は年々増加しています。

問題は、「防御しているか」ではなく、「攻撃されていることに、すぐ気づけるか」です。

セキュリティインシデント総数が551件

改ざんは、気づけなかった時間が一番のリスク

改ざんされたWEBサイトは、見た目では気づきにくいことがほとんどです。最近の攻撃者は、訪問者を不正サイトにリダイレクトさせたり、ページ内にマルウェアを埋め込んだりするなど、目に見えにくい形での改ざんを行います。

しかも、多くの企業では以下のような形で初めて被害に気づきます。

  • 顧客から「サイトに変な表示が出た」と連絡がくる
  • Googleの検索結果に「このサイトは危険です」と表示される
  • ウイルス対策ソフトがサイトアクセスをブロックする

このような事態は、気づくまでの「空白の時間」に、信頼と売上を失っていることを意味します。
そして、その代償は決して小さくありません。

「防ぐ」だけでなく「検知する」時代へ

これまでのWEBセキュリティ対策は、「攻撃をどう防ぐか」に偏ってきました。しかし、ゼロデイ攻撃、内部不正、WAFをすり抜ける新手のマルウェアなど、防御だけでは完全に防げない時代に突入しています。

そこで今、注目されているのが「セキュリティ検知の自動化」です。

つまり、攻撃を受けたとき、どれだけ早く「異変に気づけるか」を仕組み化すること。
それにより、万が一の被害を最小限に抑えることが可能になります。

自動検知が必要な、3つの理由

人手では追いつかない監視の負担

WEBサイトは24時間365日、誰かにアクセスされています。その全期間を人手で監視するのは現実的ではありません。特に中小企業や少人数の情シスチームでは、「誰かが見ていない時間」が必ず生まれます。

攻撃の手法が高度化・巧妙化している

攻撃はもはや、“見た目でわかる”時代ではありません。JSスクリプトの数文字の改変や、外部リンクの微妙な置き換えなど、人間の目では検出が困難な細工が行われます。

「知らなかった」では通用しないリスクの拡大

改ざんされた状態が長時間放置されると、検索エンジンでの評価が下がり、復旧しても元のアクセス数に戻らないケースもあります。また、情報漏洩などが発生した場合、法的責任や報告義務が発生する可能性もあります。

F-PAT(ファイルパトロール)──「自動で気づける」WEB改ざん検知ツール

そこで私たちが提供しているのが、「F-PAT(ファイルパトロール)」というWEB改ざん検知サービスです。
F-PATは、サイトを定期的に巡回し、HTMLやJSの改変・不正リンクの挿入を自動で検知します。

主な特徴は以下の通り

  • 自動巡回・自動検知:任意の頻度でサイトを監視し、改ざんを見つけたら即通知
  • 通知機能:メールや管理画面から、どの部分がどう改ざんされたかを即時把握
  • 改ざんログの可視化:正常な状態との比較表示で、誰でも改ざん箇所を特定可能
  • 導入が簡単:サーバーにインストール不要。クラウド型で即利用開始可能
  • 柔軟な監視対象指定:特定ページ、特定要素の指定監視も可能

このように、システム担当者が「常に見張らなくても、安心できる仕組み」を提供しています。

F-PAT導入で見える、セキュリティ運用の変化

F-PATは単なるツールではありません。
情シス部門の“業務を変える”力を持ったセキュリティパートナーです。

▶ 導入前:いつ誰がチェックするか、曖昧なまま

  • 「週1回は見てるけど…」というレベルの目視チェック
  • 他業務に追われて、セキュリティ監視は後回しに
  • 担当者の退職・不在で空白期間が発生

▶ 導入後:誰がいなくても、自動で見張り・通知

  • 設定したURLをF-PATが巡回し、異変があれば即メール通知
  • どの部分に変化があったかがレポートで一目瞭然
  • 管理画面で改ざんの履歴も時系列で追える
  • 新人でも、通知に従えば対応できる

「検知できない」がもたらす、大きな損失

改ざん検知の遅れがもたらす損失は、目に見えないところで確実に広がります。

  • 顧客の離脱:「あのサイト、ウイルス警告出たからやめとこう」
  • 売上の損失:ECサイトやフォームが機能していない時間が発生
  • 検索順位の低下:Googleに危険サイトとして認識され、SEOが壊滅
  • ブランドイメージの毀損:「あの会社、対策甘いらしいよ」
  • インシデント報告の義務化(業界・業種によっては法的対応も)

よくある質問

Q:大規模なサイトでなくても、必要ですか?

規模ではなく、情報を発信している限り「信頼」が問われます。むしろ小規模なサイトほど、改ざんに気づくのが遅れやすく、F-PATのような自動監視が効果的です。

Q:WAFを入れていれば、検知もしてくれますよね?

多くのWAFは防御機能が中心です。侵入された後の変化には対応できません。F-PATはその穴を埋める検知専門の役割です。

Q:他にも改ざん検知ツールはあるのでは?

F-PATはクラウド型で導入が簡単、かつHTML構造の変化だけでなく、JS改ざんや外部リンクの不正挿入も検知可能です。柔軟性と精度の両立が強みです。

気づくことで、企業は信頼を守れる

改ざんを「防ぎきる」ことは不可能かもしれません。
しかし、「すぐに気づく」ことは、技術で解決できる時代です。

F-PAT(ファイルパトロール)は、企業のWEBサイトに気づく力、見張る力、そして守る力を与えます。

セキュリティの穴は、見えないところにあります。
その穴に「先に気づける企業」こそが、これから選ばれる企業になっていくはずです。

今すぐ、F-PATの詳細を見る